この度、デジタルコンテンツ推進委員会 ファイルフォーマット協議会では、「デジタル雑誌の流通用交換フォーマット(PAMP)」を、雑誌業界の国際的な標準化団体である「IDEAlliance」と共同で策定いたしました。
今回策定したPAMPは、デジタル雑誌の書誌情報の共通化であるとともに、号・記事単位のメタデータ管理による、コンテンツの拡充と新たな雑誌ビジネスへつながるものと考えます。2012年7月1日から8月15日までパブリックコメントという形で、広く皆様からのご意見を受け付け、2012年10月1日に正式に公開されました。
PAMP (PSV Aggregator/Distributor Message Package)
- ● PAMPは、複数のプラットフォームに対して、複数のフォーマットで記述されているコンテンツをパッケージし配信するために、標準のメタデータとコンテンツから構成されるXMLで記述された新しい国際標準です。
- ● PAMPは、出版社、プラットフォーム事業社、販売代理店や広告代理店等で使うことを意図しています。
- ● PAMPは、PSV (PRISM Source Vocabulary)の最初の実装モデルです。PSVとは、IDEAllianceが、PRISM、ダブリンコア、コントロールドボキャブラリー、HTML5などを組み合わせた素材管理用のメタデータセットの仕様です。
- ● PAMPは、号と各記事のメタデータ、外部ファイルへのリンク、そして記事本文テキストを組み込んだ構造を含んでいます。
- ● PAMPの正式な仕様は下記ページよりダウンロードが可能です。
http://www.idealliance.org/specifications/nextpub
(Download PSV Specs now! からダウンロードしたZipファイルの中に「PAMP」のPDFとXSDが格納されています)
尚、上記仕様書の日本語訳と、日本版の実装ガイドラインにつきましては、2012年内の公開を予定しております。